ホームページ(home page)とは、WWWサーバーの最初の画面のことであり、多くの場合WWWの目次の役割をする。このため、ホームページのURLの命名ルールは決まっていないものの、index.htmlという名前にすることが多い。
「インターネット=マルチメディア」という世間の(誤)認識の影響で、ホームページに美しい画像や会社のロゴ、音声、ActiveXドキュメントなどを多用する傾向にある。しかしインターネットの正統的なエチケットでは、低速回線ユーザや画像を表示できないブラウザの利用者[*1]を考慮して、画像の多用をいましめ、テキストだけでも内容が判読できるようにホームページを構築するのが望ましいとされていた。
また、海外ユーザを考慮して、ホームページは英語版として構成した上で、各国語のページにリンクするという習慣もある。国際的な企業や大学などでは是非そうすべきであろう。
ホームページと混同しやすい用語として以下がある。
・ホームページ | 前述 |
・WWWサイト | WWWサーバーの内容全体(Webサイトとも言う:どちらもウェブサイトと発音する) |
・ページ | WWWの特定画面 |
ホームページという言葉があまりにも普及した結果、ホームページという用語はWWWサイトという意味として用いられるケースが多くなった。「×××に関する情報はKCCSのホームページを参照してください」という言い方は厳密には不正確であり「KCCSのWWWサイトを参照してください」という方が正確な表現である[*2]。
以下にホームページ/WWWサイト/ページの使い分けの模範例[*3]を示す。
正式なJavaのWebサイトは、http://java.sun.com/またはhttp://www.javasoft.com/です。このサイトには【中略】
この本のページhttp://www.lne.com/Web/Java/にも関連情報があります【中略】
最後に、この本の日本語版について、追加情報や訂正などを訳者のひとりのホームページ(http://www.kt.rim.or.jp/~marlin)で提供しますので、疑問点があったりした場合はアクセスしてみてください。
[*1] | 世の中にはそういうものがある。Lynxなどがそう。 |
[*2] | WWWの先頭ページにたまたま情報が書いてある場合は、不正確な用法ではない。 |
[*3] | リメイ+パーキンズ著、武舎+久野+久野訳、Java言語入門、プレンティスホール、1996 |