1.カベソン(Cabezon)とは?  カベソンは自己記述可能なPascalコンパイラです。MS-DOSまたは、Windows95 や WindowsNT の DOS 窓で動作します。  カベソン・コンパイラは1パスのコンパイラで、Pascalのソースを読み込んで MASMのアセンブリソースを出力することにより、8086のネイティブ・コードを生 成します。  このバージョンの転載は自由です。但し、事後でも結構ですので、転載の旨メー ルを下さい。  カベソンに関する要望質問等は、ockeghem まで連絡下さいますようお願い致し ます。  このアーカイブには、カベソンをとりあえず使ってみるために必要なファイル は、すべて含まれています。 2.このアーカイブに含まれるファイル README.TXT このファイル CAB.EXE コンパイラ・ドライバ CAB1.EXE コンパイラ本体 CABEZON.ERR エラーメッセージ CABEZON.INI 組込関数の定義集 CLIB.LIB ライブラリ EXTERNAL.PAS 外部関数・手続きのサンプル PRLIST.PAS サンプルプログラム(リスト処理:new,disposeの使用例) QUEEN.PAS サンプルプログラム(8クイーン) TEXTCOPY.PAS サンプルプログラム(テキストファイルのコピー) ADD.ASM 外部関数・手続きのサンプル HUGESAMP.PAS huge 配列のサンプル・プログラム 3.とりあえず、使ってみるには (1)準備  アーカイブファイルをLHAまたはWinZipなどで解凍して下さい。  コンパイルにはMASM/LINKまたは、TASM/TLINK、R86/LLDが必要です。R86/LLD は、LSI C-86の試食版に添付していますので、無料で利用できます。  これらのプログラムがカレントディレクトリか、PATHで指定されたディレクト リにあることを確認して下さい。また、CABEZON.INI と CABEZON.ERR の二つの ファイルは、必ず CAB1.EXE と同一のディレクトリに収めて下さい。PATH で指 定されたディレクトリであれば、どのディレクトリでも構いません。 【重要】CAB1.EXE, CABEZON.INI, CABEZON.ERR の3ファイルは、同一ディレクト     リに格納すること  アセンブラ・リンカとして、TASM/TLINKを使用される場合には、環 境変数を下記のようにセットしておいて下さい。 C:\>SET ASM=TASM C:\>SET LINK=TLINK 同様に、R86/LLDを使用する場合は、 C:\>SET ASM=R86 C:\>SET LINK=LLD などとします。 (2)コンパイル・リンク  カベソンには、コンパイラドライバ CAB.EXE が用意されています。  簡単にコンパイル・リンクするためには、MS-DOSのプロンプトから、 A>CAB QUEEN と打込んで下さい。  自動的にコンパイラ、アセンブラ、リンカが起動されて、プログラム QUEEN.EXE が作成されるはずです。 (3)実行  サンプルプログラムの実行は、通常のMS-DOSのプログラムと同じように、 A>QUEEN と、打込んで下さい。  8クイーンのプログラムが起動されて、92個の解が表示されればOKです。  もしどうしてもうまくいかないようでしたら、オケゲムまで連絡下さいますよ うお願い致します。 4.著作権・免責など  著作権は、徳丸 浩が保有します。  先にも述べたように転載は自由ですが、転載した旨のメールをオケゲム宛に下 さいますようお願いします。  また、勝手ながら、このプログラムを使用したことによる結果等については、 作者は責任を負いかねますので、使用者の責任において利用して下さい。  とくに現在のバージョンにはバグが多く含まれているかもしれないことをお断 りしておきます 5.謝辞  カベソンの開発にあたっては、多くの人達の励まし、助言をいただきました。  とくに、日経MIX pascal会議 の nemossan議長をはじめとする多くの方々から、 有益な助言や暖かい励ましをいただきました。この場を借りてお礼申 し上げます。  これからも、カベソンをよろしくお願い致します。 徳丸浩/ockeghem htokumar@jun.email.ne.jp QGB01521@niftyserve.or.jp hiroshi_tokumaru@msn.com