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3.JavaScriptの連想配列

 JavaScriptのオブジェクトには連想配列の機能があります。通常の言語では、添え字の配列(インデックス)は整数を用いますが、JavaScriptでは文字列の添え字を利用することができます。一般に、文字列を添え字とする配列のことを「連想配列」と呼びます。すなわち、JavaScriptでは連想配列が利用できることになります。
 連想配列は、メモリー上の簡易データベースとして利用できます。

例:
var age = new Object(); // Objectの生成
age["henry"] = 27; // henry の年齢は27歳
age["tom"] = 35; // tom の年齢は27歳
document.write("The age of Henry is " + age["henry"]);  
document.write("The age of Tom is " + age["tom"]);  
実行結果:

 

 連想配列の要素は、いつでも特別な宣言なしに設定(代入)できます。一方、まだ値を設定していない配列要素を参照した場合はundefinedという、未定義を表す特別な値が返ります。

var age = new Object(); // Objectの生成
document.writeln("The age of Henry is " + age["henry"]);  
実行結果:

4.JavaScriptの配列

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